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夕べは久しぶりに、ねこせんせいと一緒に寝ました。

床の上に・・・
背中が死にました。

ねこせんせい以外の子達は、人間せんせいと寝た経験がないので、
人間せんせいが気づいた限りでは、彼らは一緒の場所には来ませんでした。

いや・・・きっと、暑かったからだよ・・・ね。
ううう、寂しいなぁ。

さて、背中は死にましたが、
床で横になって寝たのは、人間せんせいとしては進歩です。

数年前は・・・


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なるべく1時には寝ようと思います。
2時近くなると、ねこせんせいが目を覚ますからです。

彼はスプレーをしてしまうので、寝室に入れてあげられません。
人間せんせいとしては、彼に気づかれないうちに、寝室に行きたいのです。

人間せんせいが寝ようとして勉強部屋の電気を消すと、
その拍子にねこせんせいが目を覚ますことがあります。
そうしたら、彼を抱いて、もう1時間ほど起きていることになります。
彼は人間せんせいと一緒にベッドに入りたくて、
寝室までついてきてしまいますから。

足音をさせないようにそぉ~っと階段を降りているつもりでも、
ねこせんせいの耳には丸聞こえで、
彼はどこにいても、大急ぎで駆け寄って来ます。
その様子がいじらしく、かわいそうで、人間せんせいはまた勉強部屋に戻り、
彼を抱きながら、読みかけの本を取り出したりします。

どうしても眠くて我慢ができないときには、
カリカリをあげ、彼が食べている間に寝室に行きます。

夕べもそうでした。
でも、夕べはカリカリを食べているはずのねこせんせいが、
食べるのを途中でやめ、急いで階段を走り降りてきました。
見ると、口の中にカリカリが残っていて、口をもぐもぐさせています。

もう、ぼくをだまさないで・・・。
おかあちゃんと一緒に寝たいの・・・。

もぐもぐしながら、人間せんせいを見上げる彼の目がそう言っているようで、
階段の途中に坐り、彼を抱きしめて、そのままそこで寝てしまいました。

朝になり、人間家族が起きてきて、
階段の途中でころがっている人間せんせいを発見しました。
「おいっ!どうした?大丈夫か!?」

人間せんせいが行き倒れたかと思ったようです。
リビングに上がると、
いつの間にかねこせんせいは、ソファーで悠々と寝ていました。
「ちょっと、あんたっ! 一緒に寝たいんじゃなかったの?」

ねこせんせいは寝ぼけまなこで、
「そんなことは一言も言っていませ~ん。」と、いうように、
人間せんせいをちらりと見ただけでした。

ねこせんせいを抱いて階段で寝ていたら、
ネロとパトラッシュのような美しい話になりそうなのに、
肝心のねこせんせいがいないのでは、
いい歳をして、階段に一人ころがっていただけで、
ただの、アホ話にしかなりません。

人間家族は呆れた顔で、
「あのね。朝いちで奥さんが階段にころがってるのなんて、心臓に悪いから、
 ああいうのは、やめてね。」
と、言い捨て、出勤していきました。

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ね、進歩でしょ。


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2010.06.18 


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