上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- 
ローマではやっと、丸1日自由時間があり、 
じじばばさま達はオプションでナポリ・ポンペイに行きましたが、 
人間せんせいは、ローマの街を歩きたいと残りました。 
 
「ナポリを見てから死ね。」という言葉があるそうですから、 
充分に心が惹かれましたが、いやいや、 
シチリア、サルデーニャ、青の洞窟、アマルフィ、 
南イタリアはナポリ、ポンペイだけにあらずと、 
次回へのモチベーションを高めるべく、きりりと切り捨てました。 
 
美術に無縁の人生を送ってきていても、 
ミラノ、フィレンツェと、近くにいながら触れられなかったと泣いたのですから、 
まずは、やっぱり、バチカン博物館へ行かなくては。 

italy051109-160825.jpg

italy051109-160836.jpg


並びさえすれば鑑賞できるのならば、並んで見せましょう、いつまでも♪ 
というわけで、何百メートルも列ができる中、朝から並びました。 
1時間半でチケットが買えたのはラッキーの方だったようです。 
さぁ、手荷物検査もボディチェックも済ませて、いざっ♪ 
 
・・・と、どう周ればいいの・・・・? 
 
それもそのはず、後で知ったことですが、 
この宮殿は古代から現代美術まで20以上の博物館や美術館に分けられていて、 
迷路のような展示コースは7キロにも及び、全部を鑑賞するには一週間かかるとか。 
 
そんなことは全く知らなかった人間せんせい、ぞろぞろと大勢が歩く後をついて、 
ひと部屋入るごとに、見事な天井画を見上げては、おぉ~っとのけぞっていました。 

italy051109-160918.jpg

italy051109-160924.jpg


最初は余裕もありましたが、だんだん先が心配になってきました。 
順路というものがありません。 
いや、あるのですが、東回りと西回りみたいに、何通りかの順路が表示されています。 
右へ行く人もいれば左へ行く人もいて、上へ上がる人もいれば、下へ降りる人もいて、 
向こうは見えるけれど、ここからは入れない・・・? 
 
どこをどう周ればいいのかわからないけれど、 
どの順路も「システィーナ礼拝堂」へ続いているようなので、何とか行けそうかな・・・。 
あとは、美術に無縁でもなぜか知っている「アテネの学堂」を見たいものです。 
ラファエロの「署名の間」というのはどこになるのでしょう・・・? 
 
目指してなんか、とても行けません。 
ぞろぞろ後をついて、偶然の奇跡に任せるしかないようです。 
ただ、来た、だけで、見られるつもりになっているのではだめなのです。

italy051109-160895.jpg

italy051109-160907.jpg
 
 
それにしても、ここの美術品は歴代皇帝のコレクションだといいますが、 
ローマ帝国がキリスト教を公認してから、教会の力を利用して国の増強を図り、 
教皇は宗教的な地位だけでなく政治的にも権力を握ることになった・・・、 
それがどれほど大きなものであったかが、 
このきらびやかな装飾を通してうかがえるような気がします。 
 
さて、偶然の奇跡は起こりました。 
ぞろぞろと人の後をつき、気がつくとラファエロの「署名の間」にいました。 
部屋中が見事なフレスコ画で埋まっています。 
フレスコ画とは、モルタル壁の上に顔料で描くのですから、壁画というわけです。 
教科書で見て何となく惹かれた作品が、 
壁一面7・8メートルもあるものだとは思いませんでした。 
 
天を指すプラトン、地を指すアリストテレス、 
その他にもソクラテスやピタゴラス、ユークリッドなど、 
ギリシャの賢人、哲学者や科学者達が描かれていますが、 
その顔は、ダヴィンチ、ミケランジェロに似、そして自分自身も、というように、 
人々の知の大本となったギリシャの賢人達の中に、自分達の時代を映したのだそうです。 
 
美術館はフラッシュは禁止でしたが、カメラ撮影は許可されていました。 
上が「アテネの学堂」、下は、同じラファエロの間にある「聖体の論議」 
学者達が論議を交わすその天上で、キリストを中心とした神が描かれています。 

italy051109-160898.jpg

italy051109-160896.jpg



 
 

2005.12.02 


Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。