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おばあちゃんのことやねこ隊のこと、
書くことは山ほどあれど、なかなか時間が取れません。
これからもっとできなくなりそうなので、
ほんの少しずつでも、まずは病気のその後について記録しておきましょう。

初めてのことはたいていわくわくどきどきします。
そして、後には学ぶことがたくさんのお土産になります。

世の中には難しい病気と向き合い、
日々一生懸命に戦っている方々がたくさんいて、
人間せんせいにとっての初めての大きな病気、初めての入院・手術を、
冒険などと感じるのは、不謹慎なことかもしれませんが、
このへらへらした性格がもたらすごく個人的な感想として記録します。

さて、もう3か月も経ってしまいましたが、手術の前日から。
え・・・そこから書くのかい?
そりゃそうです。
記録ですから。

病気のことはお医者様にお任せするしかありませんから、
たいして不安もなく、旅行へでも行くような気軽さで前日に入院しました。

着いたそうそう、真昼間からパジャマに着替えるなど違和感満載でしたが、
手術前には説明を受けたり、口腔外科検診があったり、入浴したり、
患部にマーカーで印をつけたり、けっこうバタバタ。

エコーで診ながら患部にマーカーをつけるのですが、
「この症例はテストに出る典型的なもの、間違えやすいからよく見るように。」とか、
「この角度からのアプローチだと見つからないが、
ここからだと・・・・ほら、見つかった。」
「際の良性との判断が難しい。」などと、
若い先生もみなさん勢ぞろいで、部長先生がご講義。
見えているのはモニターの画像であって、
患者はそこにはいないようなやりとりでした。

いいのいいの。
これからの医療を支える先生方のお役に立てるなら、
右胸みっちゃんも左胸さっちゃんも本望でありましょう。

そのあと、手術の方を記したカードとともに顔写真を撮ります。
手術部位や患者そのものを取り違えないように。
人間せんせいは右と左、2枚のカードを持ちました。
う・・・囚人のようだ・・・そう、冗談で言えるほどの感情、
不思議なくらい不安も緊張も恐怖も悲しさもありません。

そうこうしているうちにもう夕食、
そして就寝準備をしているうちにもう9時の消灯。
いつもならまだ仕事をしている時間です。


この病院の乳腺外科では週に2回の手術日、
1日に3人、週に6人、年間で300人の手術症例があります。

手術当日は朝いちに患部に注射を打ちます。
特殊な染料が体内に広がり造影剤となって撮影されるそうで、
今回の入院・手術治療の中でこれが一番痛いのだとか。

そう、これがほんと、半端なく痛い~~っ
しかも、みっちゃんとさっちゃん、
人間せんせいは人の倍です。ううううう。

人間せんせいはこの日3人目の手術、14時予定でした。
手術中の脱水を防ぐため、
また、どのくらいの水分が体内に入っているかで麻酔に影響があるとかで、
前夜から水分を管理されていました。
19時から21時までに500ml
起床時から7時までに250ml
7時から11時までに750ml
言われたとおり、ちゃんと飲み切り、準備万端。

手術着は肩にスナップがあり、ベッドに寝ると
上だけ取るとか下だけとかできるようになっています。
けっこう厚手の、ぞろっと足首まで長い術着を着て、
14時まわってから自分の足で病室を出て手術室に向かいました。

直通のエレベーターのドアが開くと、
ホテルの出迎えのように、数人のスタッフが並んでいました。
すぐに車いすに座らされ準備室とやらに連れていかれます。
初めての冒険ではありますが、後にトラウマになるのも嫌なので、
目をつぶって手術室の様子は見ないでおきました。

車いすから自分でストレッチャーに乗り、
毛布を掛けられた下で、術着の上半分が取られて
酸素マスクがかけられました。
ところが、酸素マスク、人間せんせいの鼻から少しずれています。
麻酔が漏れて効かなかったら大変!!

『ずれてます!ずれてます!』と騒いだら、
「これは適当でいいんですよ~」だって。

と、記憶はここまで。

どこからやって来たのか、
鼻からか、腕の点滴からか、わかりませんが、
どこかから麻酔がやって来て、人間せんせいは眠りに落ちました。


ところで、
手術日には患者3人を執刀だそうですが、
予定ではひとり1時間半くらい、
30分おいて次の人、また1時間半くらい。
人間せんせいの場合は両胸なので、2時間半の予定でした。
切ったり貼ったり、患部は計4つなわけで、
両胸の患者が続けば、計6つなんて場合も?
それって、お医者様のお手当はどうなるのでしょう?
2倍かな?

お医者様方、病理検査の方々、
2倍もお手数をおかけしました。








2016.09.26