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「来週は仕事が忙しくて来られないので、再来週、また来るね。」

実家の両親は90歳を超えましたが、二人だけで住み、
おかげさまで週に2度3度ゲートボールを楽しめるほど元気です。
兄弟やその奥さん、人間せんせいも週に一度顔を見に寄り、
夕ご飯の支度や家事を手伝います。

しかし、いくら元気でも、
また、人間せんせいの病気が超早期であっても、
この病名にはかなりのインパクトがあり、
娘の病名を聞いただけで高齢者の健康を害するかもしれないと、
入院を前に、人間せんせいは彼らにウソを言い、兄弟にも口止めをしました。

やはり永六輔さんが前に言われたとおり、
「癌はガンという響きがいけない、ポンと変えれば恐怖は随分と減るだろう。」
というのを是非に採用したいと思います。

人間せんせいの病名は「非浸潤性乳管ポン」であります。
これであれば、多分、人間せんせいは親に嘘などつかずに済んだことでしょう。
「乳管ポンってなぁに?」
『え、知らないの? 近ごろ増えているらしいけれど手術で取っちゃえば終わりよ。』

近頃急に増えたのではなく、検査機器の精度があがったために、
自己判断は勿論、
お医者の触診でもわからないようなものでも早期で発見されるようになった、
それはそれでありがたいのですが、
ざっくり切るらしい、傷は大きく残るらしい、という所がげげげ~~!な心境です。

最初から切れば完治と聞いているせいか、不思議と恐怖や不安はなく、
休む間の仕事の段取りが面倒くさいとか、留守をする手当てが煩雑でとか、
痛いとか傷が残るとか、ジムや銭湯にいつになったら行けるのかとか、
当分重いものは持てるのか、たくさんの教材を抱えて仕事に行けるのかとか、
そういうことに、げげげ~~!と表現するのがぴったりで、
症状も何もないので病気の気がせず、ショックも何も受けてはいません。
多分、病名を聞いた友人や兄弟の方がショッキングな様子です。
だから、やっぱり、ガンはポンと改名した方が良いと思います。

元々乳ポンはゆっくりと進むものが多く、
だから、完治まで5年ではなく、10年をみていくそうですが、
同じような性格の前立腺ポンも、以前は手術が薦められたのに、
今では監察措置がとられることが増えてきました。

予防予防と叫ばれ、マンモグラフィーが広く受け入れられ、
せっかくDCISの状態で早くに見つかるようになってきたのだから、
その先の治療がもう少しきめ細かい方法で進歩していけばいいのにと思います。

当面生きていくのに大きな差しさわりがない臓器と考えられるから、
根こそぎ摘出してしまえば命にかかわることはない、
それは確実ではありますが、乱暴と言えば乱暴。
勿論、部分切除も内視鏡切除も選択できますが、それなりに不安材料もあります。
ここまで医療が発達したのだから、きっと、もうあと一歩。

取りゃぁいい、という治療から、
非浸潤は非浸潤のままで転移せずにずっとおさめさせるような
そんな技術や薬剤の進歩が待たれるところです。


病院の待合室には若い女性が多くて、
たまたまその日に遭遇した人たちを見回すと、
人間せんせいよりも年上そうな人は少ない気がします。
それが全部乳ポンではないでしょうが、
親御さんも付き添い深刻そうな面持ちで
若い人が診察室から出て来られると、胸が痛みます。

人間せんせいはもうずいぶんとおばさんだからいいけれど、
若い人たちには少しでも早く朗報が届きますように。




割と今はげげげ~くらいの思いで手術に臨む人間せんせい、
果たして、1週間後、手術後にはどんな感想になっているでしょうか?


『1週間で退院できて、いつごろから車の運転できますか?』と看護師さんに尋ねました。
「リンパも取らないし、すぐにできますよ。」
おっ♪ 仕事はすぐにも再開できそうだ♪

また、二郎先生は、
「体調が良ければ翌日に退院しても良いですよ。」とも。
とはいえ、病院で安静にするか家で安静にするか、なので、
やっぱり少しは置いてもらいましょう。

では、手術前の記録はこれでおしまい。

2016.05.20 
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