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この子、び~ぼ、       
とにかく、露出が少ない!

このブログでもそうですが、
お客様が見えた時にはもちろんのこと、
誰もいない家族の時でも、び~ぼはあまり姿を現しません。
当然、写真も少なく、エピソードもそんなにありません。

大体、人間せんせいの出会った、黒い毛の多い子、
星に帰ったシュヴァもそうでした。
外ねこ隊の「ちびちゃん」、捕獲するのにケージに入ったものの、
部屋の中で逃げ出してその後ひと苦労したあの子もそうでした。
この一族の父親と思われる「ちびシュヴァ」はまだ捕まらないし、
「クーちゃん」を除いて、人間せんせいの周りの黒い毛の多い子はひと筋縄ではいかない子ばかりです。

それで、夏期講習の終盤、忙しいの極致の今、
過去の記事を拾って、び~ぼにスポットを当てたいと思います。

彼と出会ったのは、2003年の12月、
まだ3か月くらいのちび猫の頃でした。


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ちび君がうちに来たかったか来たくなかったかは定かではありませんが、 
寒い冬、やせこけのちびねこ、泣き枯らした声、と揃えば、 
もはや、無視できないことに相場は決まっています。 
 
土曜日は仕事が早く上がるので、そのままジムに行きますが、 
その日はたまたま、植木鉢を買いにホームセンターに立ち寄りました。 
しかも、いつも行くところには気に入った鉢がなく、 
あまり行かない、もうひとつ別のところに行ったら、 
ちび君に呼ばれてしまったのでした。

寒い風をよけ、外の植木鉢売り場のぬれ縁の奥の奥に隠れ、
中学生くらいの子たちが棒でつつくところに遭遇してしまったのです。
子供たちはいじめてたのかもしれないし、
連れて帰ろうとしてぬれ縁の下から出そうとしてたのかもしれません。

とにかく、つつくとかわいそうだ、もっと奥に逃げてしまうよと
人間せんせいが言うと、彼らは棒を捨てて向こうへ行ってしまったのでした。

ちょうどホームセンターだったので、中に入ってかりかりを買い、
ぬれ縁のところでしゃがんで、かりかりを置くと、
奥から、目をぎょろぎょろさせたちび猫が顔を出したのでした。

ちび猫は猛烈な勢いでドライフードをがつがつ食べ、
その様子を見た人間せんせいは、
その子をそのままにすることはできずに、連れ帰ったのでした。 
 
いい鉢もなく、ジムもパス。 
仔ねこ用のカリカリを買って、家路を急ぎました。 
ちょうどこの日、新しいプリンターを購入したのでしたが、 
その段ボール箱がちび君の新居として進呈されることになりました。 
 
本来なら、この日の主役になったであろう新しいプリンターは、 
梱包材を解かれることなく、あわれにもそのへんに放って置かれ、 
まるで箱の方にお金を払ったかのように、早速ざくざく切られて、 
ちび君の新居に窓がいっぱいできました。 
 
しかし、このちび君、狂ったように食べまくります。 
こんなうんめぇものは喰ったことがない、とでもいうように、 
ねこ隊が飽きてそっぽを向く缶詰もぺろり、あっという間に平らげ、 
もっとくれ~~と言っているのか、 
もう用事はないから出ていってくれ~なんだか、大きな声でわめきます。 
 
さて、そんなことをしているうちに、 
人間せんせいがジムに顔を見せないので、人間家族から電話が入りました。 
 
きょうは行かない旨を伝え、そして、言いました。 
 『あのね、大事な話があるのね。』 


帰宅した人間家族は、ちび猫を見て、「かわいいね。」とは言うものの、
でもやっぱり、ちょっと困った顔で言いました。
 
 
「ねこせんせいのこと考えた?彼は今だってストレスあるからああなんでしょ。」 
『でもね、あのまま知らん顔することなんてできないよ。』 
「それはわかるけど、ぼくらはただでさえ留守がちなんだし、 
 情だけで外の全部の子を幸せにすることはできないんだよ。 
 もしかして、それは傲慢なことかもしれないし。」 
 
彼の言うことはもっともでした。 
これは、動物と暮らす人には永遠の命題なのでしょう。 
厳しい外の暮らしをしている小さな命に、 
そのままにしては消えてしまいそうな小さな命に、 
どうやっても目をつぶってしまうことはできない。 
でも、もう家ではいっぱいいっぱいで、 
今いる子達に我慢を強いることになるかもしれない。 
 
答えなんか出ないのです。 
ごめんねと言わなきゃならない、その罪を背負って泣くしかないのです。 
だから、みんな、宝くじが当たったらねこハウスを建てる、と言うのです。 
わんちゃんと暮らしている人たちもきっと同じでしょう。 
 
今回は、里親さんを捜し、手放す準備をするのと平行して、 
見つからなかったときのためにも、 
受け入れる準備も整えていくことで人間家族と合意をしました。 
 
11歳を迎えたねこ兄隊と、甘えん坊ねこせんせいの気持ちを考えながら・・・。 
 

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そうして、里親さんを一応探すふりはしましたが、
やっぱり、人間せんせいはこの子を手放すことはできずに、ずっと一緒です。
秋が来たら、び~ぼは8歳になります。
 
 
 




2011.08.27 


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