人間せんせいんちの片隅にある
小さいねこさん達の住まうところ、ねんねこ町。

さて、きょうは
8番地、「にゃが井さん」ちのおんぼろアパート1室をご紹介。

にゃが井さん、きょうはバイト代が入ったので、
窮する友達を呼んで大盤振舞♪
この世は持ちつ持たれつ、情けは人のためならずってね。



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段ボールと割り箸で作った最初の部屋・・らしきもの。
その後、木材で作るようになったら、
なんとも段ボールハウスがみすぼらしく見え、
この部屋ももうすでに取り壊されてしまいました。
ねんねこ町にも時代の波が押し寄せてきたのでした。






昔、人間せんせいよりは前の世代では、
地方から出てきた学生さんたちが住む部屋を「下宿」と言っていました。

「神田川」の歌詞にも出てきたし、
話の内容や書物の中に出てくる「下宿」というのは、
やっぱりこのにゃが井さんちのおんぼろアパートのように、
狭くて、古くて、およそ今の若い人たちが好んで住まう所ではないようです。

でも、想像するに、そこでは、
やっぱり若いエネルギーはあふれて、
わいわいと酒盛りをしたりじゃらじゃら麻雀をしたり、
時には、熱く理想の社会を論じたりしたかもしれません。

昔、安保闘争があり、原発反対運動、成田闘争、佐世保・・・
若いエネルギーは大きなうねりとなって社会を揺さぶりました。

でも
結局、日米安保は条約が結ばれ、原発は建設され、成田空港も開港されました。

そして、50年も経ってから、
原発が人の手に負えなくなり、
あんな思いをして成田を開いたのに、今度は羽田をハブ空港にすると・・・
アメリカの方を向かなくちゃならないから、
沖縄に人たちを泣かすことにもなる・・・
本当に、なんとも皮肉なことです。

では、やっぱり全部が無駄だったのか、間違っていたのか、と考えると、
きっと、違うでしょう。

今のこの国の経済力、生活の豊かさは、
公害をまき散らし、環境汚染し放題、
もっと、もっと、の欲望に導かれてここまできて、
ついこの間まで、いえ、今でも私たちはそれらを享受しているのです。

闘争に明け暮れた人たちでも、きっと、
みんながそれらの恩恵を全く受けないで過ごしてきたとも思えません。


今、苦しんでいる方々がいる中、非難を覚悟で書くと、
原発にはご苦労様も言ってやりたい気がします。
でも、もうそろそろねんねしようか。


こんなおんぼろアパートに人がひしめいていた時代もあった、
脱原発、即、昔へ逆戻りというわけではないでしょうが、
ものが豊富にあふれる生活を抜け出して、
寒くても暑くても、暗くても、手動になっても不便になっても
我慢できる覚悟は必要でしょう。

雇用もさらに冷え込むかもしれないし、
GNPが世界でなんちゃら、なんていうわけにもいかなくなるかもしれません。
自分たちの生活を見直す時期ではあるけれど、
強い意志と覚悟も同時に必要になるでしょう。

大事なことは、人のせいにはしないこと。



猫たちは身ひとつ。
やっぱり偉いなぁ。

人間せんせいは身ひとつでは生きられません。

2011.06.16 


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