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先週のこと、
時間が空いたので、うさぎカフェに行きました。
ちょうどお客様が切れた時に、うさぎママさんが言いました。

「昨日ね、ものすごくガリガリの猫が来たの。
 ビリーが襲い掛かるので、逃げちゃって何もしてやれなかった。
 ボランティアさんにも言ったんだけど・・・」

外で暮らす猫の中には痩せた猫も時々見かけます。
人間せんせいは、そんな猫を思い浮かべました。

『いるよねぇ、痩せて本当にかわいそうな子が・・・』

足元にはビリーがまったりと寝そべっていました。

・・・と、急に彼が起き上ったかと思うと、
脱兎のごとくお店を飛び出していきました。

人間せんせいが何事かと、外に出てみると・・・

目の前に仁王立ちになったビリーいて、
その傍らには仔猫がぺしゃんと座り込んでいました。
ちょうど、び~ぼに「ハァーッ!」とやられたえびせんが、
勘弁して~とコロンとおなかを出してやりすごすように、
その仔猫は明らかに降参を見せていました。

後から出てきたうさぎママさん、
「あ、あの子よ!」

その仔猫はよろよろと立ち上がり、
ふらふらと向こうへ行ってしまいました。

仔猫ではありませんでした。
紙のようにぺらぺらの大人の猫でした。
確かに、これほどの痩せた猫は、人間せんせいも初めて見ました。

星に帰ったフランやシュヴァはおなかが悪かったので、
亡くなる前には本当に骨と皮だけのようでしたが、
彼らが死んじゃった日でも、あんなに痩せてはいませんでした。

呆然としショックでしばし判断が遅れました。
うさぎママさんちでは引き取れないということで、
彼女も躊躇していました。

『やっぱり、とりあえずお医者へ連れて行こう。』
人間せんせいがそう言うと、

「でも、その先のことも考えないと。
 うちはダメだし、せんせいの所も満杯でしょう・・・」

『入院させてもらって、その先引き取り先がなかったら
 うちで引き取るから!』
人間せんせいは、家族に相談もなしにもう結論を出していました。

この先、ぺらぺらの子を見るたびに引き取るつもりがあるのか、
もしも重大な病気を持っていたなら、ねこ隊とどう折り合うのか、
熟慮するべきことはありましたが、
紙のようにぺらぺらの猫は、きょう明日という段階のように見えました。

5メートルくらい先の角を曲がって見えなくなったガリガリ君を追いましたが、
呆然と固まったほんのちょっとの間に、どこかへ隠れたのか、
その姿は見えなくなってしまいました。

ボランティアさんは家庭の事情でただ今保護活動が難しい状況であり、
彼女の他には、所属する会の窓口になってくれる人がいません。
我が家にあるケージをうさぎカフェの外に置いてもらい、
うさぎママさんが捕獲をしてくれることになりました。

毎日のメールで、
カフェにまた来て、ご飯をあげたけれど、またビリーに追われてしまったとか、
翌日はそこの先のおうどんやさんでもご飯をあげたとか、知らせてくれて、
一日に一回でも、食べ物はおなかに入っているようでした。

結論から言うと、三日目に、ガリガリ君は保護されました。

女の人が食べ物をあげ、どこかに電話して、
後から来た、家族らしき人が段ボールの箱を持ってきて、
それに入れられて連れて行かれたと。

先に来た女の人が食べるものを持っていたことから、
それ以前にもガリガリ君に遭遇したのでしょう。
見るに見かねて食べるものを持ってまたやって来て、
そして、見つけたので家族に電話して来てもらった、ということでしょう。

ひとつ、命が救われました。

知っている人ではないので、100%確実かといえばわかりませんが、
状況からして、その人のおうちの中で過ごしているだろうと思われます。

昨日きょうと雨。
あのまま雨に打たれていたら・・・

本当によかった。

でも・・・何だかちょっと寂しい気がするのはなぜでしょう。
人間せんせいは、もう、引き取る気満々だったのかもしれません。




alone-winter.jpg





kuronekoline.gif




2011.05.13 


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