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ここのところは、マイクとの別れについて書いています。
やっぱり毎回記しておいた方がいいかなと、また、前書きを書きます。

きょうは更に重く長い長い記事になります。
まだ若いねこさんとお暮らしの方、
初めてのねこさんとお暮らしの方にはショックかもしれません。
または、私の行動に感情を害される方もいらっしゃるかもしれません。

でもマイクが、私のマイクが17年生きた、その最期の日々なので、
自分のために、記録として残したいと思い書いています。



2009年、10月12日の日記です。
失明から1ヶ月と10日経ち、強制給餌を始めて1週間くらいのことです。


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10月4日 土曜日にはよろよろ歩いてベランダにも出たのに、
5日、日曜の夜には、マイクはもうベッドに入ったまま立てなくなりました。

寝たきりのマイクは、給餌をされながら眠ったり、
うっすら目を開けてとろとろ起きていたり、
シーツが濡れるとお尻をずらしたりしました。
でも、それも6日月曜日までで、その後はお尻も動かせませんでした。

濡れたお尻を拭く時に、血流が悪くならないようにマッサージをしたり、
横たわる向きを変えたりしましたが、マイクには迷惑だったかもしれません。

8日水曜の夜に、突然痙攣が起きました。
動けないはずの彼が、かなり大きく、がたがたと震えました。
抱いてさすって、マイクマイクと声をかけ、
30秒くらいだったか、ようやく落ち着くと、また疲れたのかぐっすりと眠り始めました。
そして2時間後、再び・・・

大きな台風が来たこの晩、夜通し2、3時間おきに痙攣が起きましたが、
それはだんだんに軽く短くなっていき、朝には収まりました。

もう食べ物は消化吸収できないのじゃないか・・・?
分解もできなくなっているので、
色々な成分が体内に入ると拒絶反応が起こるとか、血中バランスが崩れるとか・・・?

それで、もう、強制給餌をするのはやめにしました。
それは、何の栄養も摂れないことを意味します。

マイクがすやすや眠りついている間に神様に祈りました。
今、この時に連れて行ってください。
もう今は星の住人になっているフランやシュヴァにも頼みました。
こうやって寝ているときに早く迎えに来てあげてよ・・・

9日木曜に仕事はキャンセルして、日中ちょっとずつお水だけ含ませ様子を見ました。
もう呼吸も弱く眠ったままで、このまま落ち着いてくれるかと思いましたが、
夕方、また痙攣・・・

もうお水もだめなのか・・・

食べ物もお水も、あげなければ、その先は決まっています。
でも、私が行き着いた考えどおりであれば、
私たちにとって、あげるのも地獄、あげないのも地獄。
もう、私たちにしてあげられる選択は何だろう?

木曜の夜に私たちが出した結論は、
眠っている間に旅立たせてあげたいということでした。

10日金曜日の午後に夫は早退してくれ、入れ替わりに私が仕事に行き、
最後の授業はキャンセルして6時半に帰ってこられるから、
その後、お医者へ行って旅立たせてあげよう。

授業が終わって携帯を見ても何のメールも入っていません。
マイクは家を出た時と同じ、眠っている状態で、まだ細く息をしているのでしょう。
帰りの運転をしながら、マイク、もういいよ・・・ずっと繰り返していました。

とうとう家に着いてしまった・・・

お医者のあいている時間にも間に合ってしまった・・・

お医者様は一目見るなり、今夜か明日でしょうと言いました。
そして事情を話し、でも“その言葉”はやっぱり使えずに、遠まわしに言うと、
“その言葉”はお医者様の方が使いました。
そして、そんなことはしない方がいいと。

当たり前です。
誰が好き好んで我が子にそんなことを望むでしょうか。

でも
かわいそうで
かわいそうで
かわいそうで、
今夜旅立つにしても、あと1回でもそんな目にあわせたくないから・・・

「もう意識は殆どないはずですよ。
 痙攣というのは反射だから、
 そばで見ているほど本人の感覚はないはずです。」

そして、飲み薬をあげましょうと、睡眠薬を下さいました。
その薬が旅立ちの引き金になるものではなく、
もう時間の問題だから、なるべく寝かせておいて、眠っている間に自然にということでした。

お医者様に1包飲ませていただき、
確かに、飲んでも飲まなかった時でも、
同じように細い息で眠っている様子は変わりはしませんでしたが、
いつ神様が迎えに来ても、マイクが安らかに旅立てる保証を得たようで、
何日かぶりで私たちも心落ち着いてマイクを見守りました。

そして日が変わってすぐ、10月11日土曜日の朝、2時半にマイクは星に帰りました。



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日曜日に立てなくなってから、もう点滴に行くのはやめました。
ですから、もう食べ物が吸収できないとか拒絶反応だとか、
私自身が考えたことであり、お医者様に聞いたわけでもありません。

点滴は、脱水症状緩和のためなので、理屈で考えれば、
もしかしたら寝たきりになっても、毒を対外に排出させるためには必要なのかもしれません。
素人が判断するのではなく、
医療のプロに電話ででも相談した方がよかったのかもしれませんが、
この時の私には、プロであれ素人であれ、
もうこの時のマイクを前にして人間が何かをしてはいけないような気さえしました。

でも、実際には、痙攣を緩和させるお薬というのもあるそうです。

最後に病院へ連れて行ったとき、お医者様に給餌の2時間くらい後で痙攣すると伝えると、
内臓が拒否してのことではなく、物理的な刺激、つまり、触ったり口にスープが入ったり、
そういうものが引き金になってではないかということでした。

確かに、最後の痙攣は、
マイクの足が冷たいので、温めようとに軽く握った時でした。

幻覚もあったようで、
いつも穏やかだったマイクが、痙攣の中には私の手も払いのけ、
「ハァーッ!!」「シャァーッ!!」と牙を剥き、
見えない目を見開いて怒った形相で毛布を噛みしめている時もありました。

まだ歩ける時に、トイレを探して歩く際、
部屋をくるくるまわってしまう様子も見られました。
これはお医者様に話し、神経の炎症止めを点滴に入れていただいて解消したようでしたが、
その後は歩けなくなったので、その炎症が消えてなくなったのか、
実態として見る機会がなくなっただけなのかはわかりません。
この症状は、後の検索の際、記事が出ていました。
やはり、腎不全末期には脳神経に炎症が起きて、くるくるまわってしまうこともあるようです。

マイクは聞き分けもよく賢く、どんな猫が来てもすぐに受け入れ穏やかに接し、
だから、どの子にも好かれていました。
どの子にとっても信頼できる一番上のお兄ちゃん、
人間でいえば、人徳があるという感じでした。
かわいい子という以外にも優等生という意味でもいい子でした。

マイクが寝たきりになってうつらうつらしている時にも
よく「マイちゃん、いい子」と声をかけていました。
その度に「聴こえているよ。」というかのように、耳をぴくぴく動かしたり、
返事をするかのように口元を動かしたりしていました。
そういうのも痙攣の刺激になっていたかもしれませんが。

物理的刺激が引き金かもということで、
それを聞いた後からは、数時間のことではありますが、マイクを撫でることもせず声もかけませんでした。
ただ、でたらめ歌をハミングしたりして傍にいることは知らせていました。
多分、私にできる限りで一番良い方法で旅立たせられたと思いますが、
抱いて撫でてあげられなかったのがやっぱりかわいそうでした。

真夜中マイクが旅立った直後、
さっきまで細い息をしていた身体をやっと抱っこできました。
まだ温かくまだ生きているかのようで、
やっとマイクが私の許に帰ってきた瞬間であり、
同時に私の許から旅立って行った瞬間でもありました。



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長々と重い話を、病気情報交換サイトでもない普通のブログに載せて、
ただ遊びに来てくださった方にも、もしかしてため息を付かせてしまったならごめんなさい。

私自身、フランの病気の時にはネットでの情報にかじりつき、自分を見失ってしまった経験があります。

知った方がよいのか、知らないでいた方がよいのか、
それはその人その人の考え方や猫との暮らし方や、その人の生き方そのものにもよるのでしょう。
ただ言えることは、目の前のその子を、顔の目と心の目と頭の目でよく見て、
自分で決めるしかないのだと思います。


親にとって子どもはかけがえのない宝物でしょう。
子にとっても、親はかけがえのないものです。

でも残念なことに、親は子どもより先に旅立ちます。
どんなに愛していても、親は子の生涯ずっと関わることはできません。
子にとっても、自分の親の青春時代、子ども時代を共に過ごすことはできません。

自分の猫は、その赤ちゃんの時から旅立つまで殆どの生涯を共にできます。
マイクにとって、生涯で一番長く一緒にいたのはこの私なのです。
こんな幸せなことはありません。
私にとっては17年だけれど、マイクにとっては一生だったのですから。


慢性腎不全のための新薬の開発試験が実施中であるという記事を読みました。
近い将来、多くの猫さんたちの命が永らえることになるかもしれません。


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2010.08.02 


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