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きょうから少しの間、マイクとの別れについて書きます。
かなり重い記事で、読む方々にもしんどい内容になります。

まだ若いねこさんとお暮らしの方、
初めてのねこさんとお暮らしの方にはショックかもしれません。
または、私の行動に感情を害される方もいらっしゃるかもしれません。

でもマイクが、私のマイクが17年生きた、その最期の日々なので、
自分のために、記録として残したいと思いました。

2009年、9月12日の日記です。

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マイクは、先日、17歳になってすぐ視力を失いました。
つい前の日まで階段を降り窓辺に座っていたのに、
その翌日には壁に向かってじっとしており、
何をしているんだろうと思いながら人間せんせいは仕事に行き、
夜に帰宅して異変に気づきました。

その夜は、明らかに前日の様子とは違って、
マイクはヒゲを頼りに部屋の隅を壁沿いにそろりそろり歩き、
そのまままっすぐ行けば、椅子の足にぶつかるルートでも直進し、
ヒゲが触れてはっとよけました。

見えてない・・・!?

目の前で指をちらちらさせましたが、顔は動かず、
指を追うこともしませんでした。

彼自身もショックで不安だったのでしょう。
呆然とたたずむことが多く、2、3日は狭い勉強部屋の方で、
トイレもそばにあるし、ご飯もお水も傍においてずっと側につき、
彼がベッドに入って寝入ってから、部屋のドアを閉めて階下に降りました。

朝はドアを大きく開け、
名前を呼んで軽く手をたたきながら向かいのリビングに誘導すると、
彼は上手に歩いてきました。

不安そうにそろりそろりと部屋を確認して歩き、
ベランダにも出られるようになってきました。

幸い、涼しくなってきたので、リビングや勉強部屋のドアも開け放つことなく、
ストッパーで細くあけるくらいですむようになり、
その細さでは彼は今のところ部屋を出て行こうとはしません。

階段にはヒゲが当たる高さと足が当たる位置にテープを張りましたが、
多分、賢くて慎重な彼のこと、今のところ近づく様子はありません。

目が見えない暮らしに、マイク自身も人間達も慣れていかねばなりません。
彼の様子を見ていると、気持ちが落ち着いてくれば、
人間が心配するよりはそれなりにうまく生活するような気がしますが、
今は、まだ気持ちの方がが弱ってきていて、
ご飯の量が前にも増して減ってきてしまい、点滴を受けています。

マイクはもう、おかあちゃんの顔もおとうちゃんの顔も、
大好きなベランダからの外の景色も見ることはできません。
でも、きょうもベランダに出ていつも眺めていた方を向いて、
風に吹かれ、鳥や虫の声を聞き、きっと、心の目で見ています。

おかあちゃんの声を聞き、胸に顔を押し付けて鼓動を聞き、
撫でてもらう手の感触を味わって、匂いを感じ、
兄弟達の足音や遊ぶ声やお水を飲む音を聞いて、
まだ気づいてない様子ですりすりしてくれる彼らから心をもらって、
また元気になってくれるでしょう。


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なぜでしょう。
私は、動転してすぐにお医者へ連れて行く、ということをしませんでした。

もうだいぶ前からお水をたくさん飲み、トイレにもよく行きましたから、
腎臓が弱ってきていることはわかっていました。
17歳という年齢に、どこかで覚悟を決めすぎていたのかもしれません。

20歳、23歳というご長寿ねこさんもたくさんいるのですから、
もっと彼の寿命を延ばすことに固執するべきだったかもしれません。

でもね・・・・

その前に亡くなったフランをお医者漬け薬漬けにしてしまった悔いがあって、
外から来た子たち、
そのまま外で暮らしていたらどうだっただろう・・・
そんな風に、なるべく自然に、星に帰してやりたいと思ったのです。

検査をしなかったので、高血圧による網膜はく離なのか、
または、脳に病気があったのかは定かではありません。
網膜はく離の場合、早急の処置により視力が改善されることもあるそうです。

瞳孔が開いたままのマイクの瞳は、深い海の色をしていました。


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2010.07.29 


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