ねこキック、とは、
ねこがおなかに獲物を抱え込んで、
後ろ足で相当に強い蹴りを、これでもかと言うほどお見舞いして、
獲物にダメージを与えようとする技、らしいです。

人間せんせいは、これを「ぴょんぴょん足」と呼んでいます。
ねこキックをする時、後ろ足をちゃんとそろえて、
ものすごい速さで、ぴょんぴょんぴょん!と蹴るからです。
なぜか人間せんせいは、この「ぴょんぴょん足」が好きで、
以前は、今では天使になってしまった兄ねこ隊に、
クッションや、スリッパや、洗濯物などをだっこさせて、
ぴょんぴょん足をさせて楽しんでいました。

そんなある日、時々遊びに行くサイトのねこちゃんが、
飼い主さんの頭を抱え込んでぴょんぴょん足をする様子を読み、
人間せんせいは自分もやってみたくなりました。
・・・というより、ねこ隊にやってもらいたくなりました。

マイクやフラン、シュヴァルツも、
人間せんせいの頭にはあまり興味はないようで、冷たくシラケる中、
ねこせんせいがちょうどおなかを舐めていたので、そのおなかに頭を押し付けてみました。

ぴょんぴょんぴょん!!!

やりました、やりました!!

おぉぉぉ~~~~!!

ちょうどいい頭のマッサージになりそうで、これは癖になるか、と思ったときに、
ねこせんせいの足の位置が変わり、
人間せんせいは顔を蹴られることになってしまいました。

ぴょんぴょんぴょん!!  ぴょんぴょんぴょん!!!
容赦なく何度も蹴られました。
すごい力です!
止まりません!
しっかりと頭を抱えられて、逃れられません!
そりゃそうです。
獲物にダメージを与えるための技なのですから。

そういえば、頭を蹴られた、あのページの飼い主さんも、
「痛いよ、痛いよ~。」と書いてありました。
ちゃんと読んだはずなのに、面白がってやったバツです。
顔にうっすらみみず腫れができ、塾へ行くのに恥ずかしかった覚えがあります。

兄ねこ隊達は、よく人間せんせいと遊んでくれました。
今は・・・・

び~ぼはハードボイルドを信条とし、ちょっと冷めています。
マシュやニーニと人間せんせいとでは、まだ距離があります。
彼らはまだ若いので、遊ぶことは大好きで、
おもちゃを転がしたり、人間せんせいが紐を持てば狂喜して遊びます。

でも、彼らが遊ぶのではなく、
人間せんせいが遊んでもらうというところまではまだいきません。

今、人間せんせいと一緒に遊んでくれるのは、ねこせんせいだけです。

え・・・虐待・・・?
違うよね、せんちゃん♪


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にゃん膳で一緒にご飯を食べよう ♪
ちょいと小さすぎて、おかずが乗らにゃぁ~い。

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2010.03.31 
「せんせい、carry ってどういう意味ですか?」
『辞書を引きましょう。』

「せんせい、ここにある any other って、その後ろは単数形ですか?」
『授業のノートの比較級の項の例文でやりました。調べてみましょう。』

「せんせい、Tom and Jiro って3単現の s はつくんだっけ?」
『Tom and Jiro って何人?』
「2人。」
『3単現の単ってどういう意味だった?』
「単数。」
『単数ってどういうこと?』
「ひとり。」
『だから? Tom and Jiro は、s がつくの、つかないの?』

中学生の英語の問題は、括弧の中に適語を入れたり、書き換えたりするものが多く、
一言言えばそれがそのまま解答になってしまうので、こうやってまわりくどく助言をします。
誰でも調べたりするようなことは、面倒なものですが、
この作業を嫌がる子供が、年々目に見えて増えてきて、
しかも、このような意地悪な言い方にしぶしぶでも調べる子ばかりではなく、
人間せんせいにそう言われたすぐ後で、隣りに聞く子もいます。

『私がなぜ自分で調べなさいって言ったかわかってる?』
「わかってるよ。その方が忘れないからでしょ?」
『わかっているのになぜ?』
「メンドイじゃん・・・。」
『じゃぁ、友達がいないときはどうするの?ひとりで勉強できないじゃない。』
「こんなの知らなくたって世の中渡っていけるしさぁ~。」

そう、まさしくその通り。
このような教科書で、このような勉強の仕方をすること自体が、
もう、時代遅れになってきているのかもしれません。
記憶媒体はもはや脳みその中だけではないのです。

子供たちの学力が低下していると大人たちは危惧しています。
確かに現場で接していても、それは痛いほど実感しています。
論理的に思考することが困難になり、身体で覚えていくことも減少し、
表現も自己中心的で、かつ稚拙になってきています。

中学1年生で初めて出会ったとき、
あれ、この子達、なんか今までの子たちと違う・・・。
階段で言うと、その段だけ高さが違うような違和感。
そういう学年が何年かに一度訪れます。

人間が進化の道を、一歩一歩、歩いていくとしたら、
この学年の子たちの歩幅は、今までよりもちょっと広く、
今までと同じ歩幅で一緒に歩こうとすると、私の足はもつれてしまいます。

今までと同じようなやり方で引っ張ろうとすると、子供たちはついて来られません。
じゃぁ、子供たちの歩く歩幅が狭いんじゃないの?
やっぱり能力は低下しているんじゃないの?

いいや・・・。

今までの意味で言う「学力」は低下しています。確かに。
今までの、そういう「学力」をつけさせようと、私も毎日もがいているのです。

でも、なにをもって「学力」とするのか、ということが、
つまり、評価の基準と、今の子供たちの持っているものとが、
もはや、ずれてきているように感じます。

今の大人たちが作っている、社会の仕組みや流れの中では、
今の子供たちを見て、嘆くことは山ほどありますが、
これから30年、今の中学生が40歳代になり、この国を支えるころには、
今の社会とは大きく様変わりをしているはずです。

学力評価結果のグラフが、年々右肩下がりだからといっても、
もしかしたら、脳みその使い方は、未来においては、大きく変化するかもしれないのです。

「こんなの憶えなくても世の中渡っていけるしさぁ~。」
まさしく子供たち自身の方が、未来をよくわかっているのかもしれません。

今の子供たちは、やっぱり、きっと進化しているのだろうと思います。
例え、その方向が、私たち大人が思い描くのと、何度かずれていたとしても、
世代が変わり、子孫がつないでいく方向が、未来の方向なのです。

従来のものさしは、きっと、アナログ。
目に見えることで量を測っていきます。
学力検査も然り。
子供たちは、そろそろデジタル化しつつあるのかもしれません。

私たちが苦労してこの脳みそに詰め込んできたものを、
身体に鞭打って覚えさせてきたものを、
そうやって積み重ねたアナログの諸々を、
子供たちの時代には、機械や科学や、何か他のものがそれを補うことで、
加法の積み重ね、断片の切り取りでも、
いとも簡単に、乗法の範囲にまで広げていくもかもしれません。
もはや身体ひとつで生きていく時代ではなくなるでしょうから。

私の仕事は短い間に子供が次々と流れていきます。
ふと立ち止まって、迷って、疑問を持って、30年も先のことに思いをはせるより、
短期間に全力で突っ走るしかないのですが、
諸々に目を瞑れない自分がいて、中学生を教えるのはしんどいです。


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ぼくらは、身ひとつで生きているぞ。
偉いよね・・・でしょ。


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2010.03.30 
高校生と一緒に勉強をするのは、個人授業ということもありますが、
本人も少しずつ自立してきているので、必要以上に甘えたり、感情のまま言葉を発したり、
授業が前に進まなくなることもありません。
彼らと人間せんせいとは少し距離を保ったまま、淡々と机の上の勉強だけが進んでいきます。

中学生というのは、まだそこまで自立していなく、
この間まで小学生だったかわいらしさと、自分の足で立とうと背伸びしてもがく姿とで、
机の上だけでなく、手がかかります。

遅刻する、教科書やノート、辞書も、果ては筆記用具さえ持ってこない、
家は出たのに塾へは来ていない、補習や授業の変更があっても忘れている、に始まり、
ポケットで携帯が振動すれば、気になって覗き込み、授業中はおしゃべりが我慢できず、
机や椅子、教室の備品にはいたずら書きが絶えず、生徒が帰った後には、机の中にごみが残っています。

「忘れ物をしたことで小言を言い、授業が止まるなら、
 塾用に教科書も辞書も筆記用具も、みんな用意して貸してやればいい、
 授業開始時間に席についていない子には、こちらから電話を入れればいい、
 携帯を覗き込んでも、たかだか数十秒、やらせておけばいい・・・。」

塾長はそう言い、
ひとつでもたくさんのことを教えてなんぼ、という塾にあっては、全くその通りなのですが、
そして、今ここで目くじらを立てなくても、
子供たちはどこかの時点でマナーなり心構えなりを学んでいくのでしょうが、
そういうお行儀の悪さを無視するにもエネルギーが要り、
また、無視できない自分もいて、彼らの授業の後にはぐったり疲れます。


『教科書 unit8 の section2 を開けて。』
「何ページっすかぁ?」
『unit8 の section2 です。』
「だから、何ページ?」

ここ何年か人間せんせいの前の子供たちは必ずこう聞き返します。
ページくらい教えてやればいいのですが、教えません。
ページを見て教科書を開くことはできても、
全体のまとまり、大見出し、小見出し、そういったつかみ方がだんだんできなくなっているのです。

だから、ノートも黒板を写すだけで、
内容を大づかみにしてまとめるということができません。

以前は要約を板書するだけで、子供たちは自分なりにまとめていきましたが、
今の子達は、言葉で説明したことをメモするということは皆無です。
したがって、ノートにはタイトルと例文がずらずら書いてあるだけで、
それがいったい何を意味するのか、わかっていないし、
プリントをやるときに、それを活用しようとはしません。

人間せんせいが子供だったころに比べて、今の子供たちは、机に向かっている時間は長いと思います。
塾に行っている子なんて、少なくとも人間せんせいの周りにはいませんでした。
もっとたくさん遊べたし、
もっとたくさん本も読めたし、
もっとたくさん日常に心が動いていたように思います。

テストや問題集がいつの間にか記号選択が多くなり、単語や語句を括弧に入れていくようなものになり、
子供たちは、ただの断片でしかない知識の、
しかもその一部を切り取って、積み重ねることを要求されています。

そんな知識はおもしろいはずがなく、
机には向かっていても、そこに新しいことを知りえた喜びがありません。
ばらばらの情報や知識がいくら簡単に手に入り、積み重なっても、
それを整理し、分別し、また相互にリンクさせ、自分で新たに構築させる力がなければ、
加法は加法にしかなりません。

たかだかページを言ってやることくらい、何かを損なうことではないのかもしれません。
でも、そんなことでも今の子供たちの15年足らずの積み重ねが見えるようで、
どうしても譲れなくなってしまうのです。


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2010.03.29 
春期講習を前にして猛烈に忙しく、
人間せんせいは今や、起きているんだか、寝ているんだか、
食べているんだか、よだれを垂らしているんだか、
歩いているんだか、足を引きずっているんだか、
男だか女だか、おばさんだかおじいさんだか、人間だか得体の知れない動物だか、
なにやら、怪しい風体になり、
更に、みょーにハイになったり、どろ~っと疲れたり、挙動が危うくなっています。

この時期は気が張っているせいか、いつも体調が悪くはないのですが、
やっぱり、寄る年波には勝てなくなっているのか、
先日はついに、胃痛と肩痛と目痛と、その上、何と歯痛まで同時にやってきました。

初めの三痛は、いつものことですから嘆きもしません。
牛乳を飲んで、肩を塗り塗りして、目薬を点し、
ご飯の支度をさぼってごろんと転がっていれば、やり過ごせます。

が、が、が、歯の痛みはそうはいきません。

痛み止めを飲み、なんとか夜をやり過ごし、翌朝すっ飛んで歯医者へ行き、
痛いので、どこかに入れてもらえないでしょうかと頼み込みました。

受付のお姉さんは、前の人とは違って新しい顔でした。
予約のノートをぱらぱらめくって、
「一番早くて4月8日になりますが・・・・。」

えっ・・・!?
いや、予約でいっぱいなのはわかっているけれどね・・・

『あの、痛くて眠れないほどなんですけど・・・だめですか?』
「えぇ。8日なら朝から空いていますよ。」
『こちらでは急患はだめなのですか?』
「えぇ。8日ならいつでもいいですよ。」

人間せんせいは、頭がくらくらして、
受付のお姉さんの顔をまじまじと見てしまいました。

アナタ、ニホンゴ、キューキュー、ワッカリマスカ~?

それとも、日本語がわかっていないのは人間せんせいの方でしょうか?

音声ガイダンスのように、8日を繰り返すお姉さん、
コメツキバッタのように頭を下げる人間せんせい。
8日まで待っていたら、薬屋の痛み止めは全部買い占めなければならないし、
その前に自分でペンチで歯を抜いてしまいたくなって、気が狂うでしょう。

アナタ、ワタシノイイタイコト、ワッカリマスカ~?
30イナイデ、マトメテミテクダサイ・・・

あのね・・・とか、だからね・・・とか、
人間せんせいが受付で大騒ぎをしているので、何事かと奥から衛生士さんが顔をのぞかせました。

「何時になるかはお約束できませんが、お待ちください。」

おぉ、女神の一言で、人間せんせいはまた、
この先も生きてみようという勇気がわいてきました。

痛いと言っているので、最初から麻酔治療、
待合室での1時間半を我慢しただけで、歯痛から嘘のように開放されました。

さて、次の予約を入れる段になり、
「え~と、早くて13日ですが・・・」
『え?8日じゃないの??』
「それは、救急だったので・・・。」

オォ。アナタ、ニホンゴ、ワッカリマスネ~?

受付のお姉さんは彼女なりには、救急として受け付けてくれようとしたようですが、
う~~~ん、今度は頭が痛くなってきたような気が・・・

人間せんせいの伝え方がどこか悪かったのでしょうか?
う~~ん、やっぱり、ニホンゴ、ムズカシイデス~~!


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2010.03.27 
きょうはとっても風の強い日でした。 
そよそよと優しく吹く風は気持ちがいいのですが、強風は要注意です。 
 
何年か前の燃えないゴミの日、風の中を歩いていると、 
どこからか発泡スチロールの箱が舞ってきて、ぱこ~~ん!、頭を直撃しました。 
軽いものですから、たいして痛くもありませんでしたが、 
頭をすりすりしてまた歩き始めたところ、 
なにやら、たら~っと、ほっぺに流れてきました。 
 
手の甲でぬぐうと、ううう、臭いっ! 
 
どうやら、ぶつかったのは魚の入っていた箱のようで、 
そのおつゆがかかったようでした。 
 
うげぇ~、髪の毛が・・・! 
散歩は中止! 
 
シャンプーをしようとすぐに家に帰り、玄関を開けると、 
ねこ隊がご丁寧に出迎え、 
スニーカーのひもをほどくのにかがんだ人間せんせいの頭をくんくんしました。 
 
そのままバスルームに直行しかけ、 
ついでにシャワーも浴びてしまおうと、着替えを取りに行くと、 
ねこ隊は行くところ行くところ、ぞろぞろついてきます。 
 
ソックスを脱ぎ始めかがんだら、 
ねこせんせいが人間せんせいのさかな頭をちょちょってひっかきました。 
 
魚の臭いは強烈です。 
いや、髪が魚のおつゆまみれになったという思いの方が強烈なのかもしれません。 
洗っても洗っても、まだ臭う、まだ臭う・・・。 
神経症的にごしごし洗って、ハゲになりそうでした。 
 
強い風の日は、げに恐ろしいものです。 
発泡スチロールのぱっこ~んという音、それだけで身構えます。 
仕事には車を使い、それ以外は家でじっとしているに越したことはありません。

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2010.03.22 
2010年3月19日
この日は画期的な記念の日になりそうです。


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ふむ・・・
ただの、ニーニの写真だが・・・
これが何か・・???



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カメラマンが絶望的にへたくそなせいで、
悲しいショットとなりましたが、
向かって右の猫柄のカーディガンをはおっているのが人間せんせいです。
おこたにはいっています。

・・・ということは・・・

おおぉ~~っ!!!

そう、ニーニが初めて人間せんせいのお膝に乗ってきたのです。

我が家の子になって1年。
人間せんせいの顔を見るとぴゅーっと逃げていき、
撫で撫でしようとすると強烈パンチが炸裂、
そんな日々が370日ほど続きました。

くくく、苦節1年。

毛布越しにほんのりおこたの温かさが伝わり、快適スポットなのでしょう。
この冬、マシュもこうやって乗ってくるようになりましたが、
もう少し経ってもっと温かくなり毛布がなくなったら、
それでもお膝に来てくれるでしょうか。

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2010.03.20 
受験が終わっても授業は通常通りあったり
学年末、新学期を迎えるので、忙しさには変わりはないのですが、
それでも緊張は解け、さて、この春は何をしようかなと毎年うきうきします。

2年ほど前から少しずつPCで音楽を作り始めました。
鼻歌程度のものですが、我が家のHAPPYねこ隊にはそれぞれにテーマ曲もあります。

そして、外のねこ君たちを想い、去年「春の生まれる処」という曲ができたのですが、
いつか歌詞をつけて・・・と思いながら数ヶ月、
曲が先にでき、音の数にあわせて指を折りながら言葉を合わせていくので、
やっぱり稚拙な歌詞しかできません。

あわわわわ・・・もう冬が終わってしまう・・・

先日、焦ってやっとVOCALOIDソフトを起動し、
シンガーの「めぐ」さんにできた歌を歌わせてみました。

なんたらめぐみさんというプロの歌手が元になる音声を提供しているのですが、
人間せんせいはこのソフトをアバウトにしか扱えないので、
ラ行やヤ行が苦手のようで、留学生のような発音にしかなりません。

また、自分自身で歌わないのもだから、微妙な抑揚、強弱などわからないし、
エフェクトもうまくかけられません。
あと何年かやったら少しは進化するかもしれませんが、
今のところは、これが精一杯です。

ねこ君たちを想う歌、少しずつ増えていけば楽しいです♪
mp3ファイルにして音質を落としてもちょっとサイズが大きいので、1番だけ、
もし、お時間があったら、聴いてみてくださいね。

世界中の厳しい環境で生きるすべての小さな命へ
できる限りの思いを込めて・・・

もうすぐ、春だよ!!

「春の生まれる処」mp3



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2010.03.16 
新しいねこの絵を買いました・・・・な~んてね。

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あ、あ、あ、!!
こら、絵が動くな!

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そうやって、いつもお花をぐちゃぐちゃにするのは君でしたか。

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もしもし。
そこのお母さん。
あなたの息子さんでしょ。
躾、頼みますよ。

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冬は仕事柄忙しいし、室内は乾燥しやすいし、
で、実は、ニーニがいじっているのはフェイクの花・・・造花です。




昨年の春は ↓ こんな風でしたが、
さて、今年は・・・・どうしましょう・・・

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2010.03.13 
父の仕事を手伝う前は、
人間せんせいは、名刺というものを持ったことがありませんでした。

人間せんせいは、せんせいの仕事の前は「先生」でしたが、
「先生」たちの集まりというのは、名札をつけることが多く、
例え全国規模の研究発表会であれ、名札をつけて、壇上にもあがり、
分科会会場にも、懇親会にもそのまま参加していれば、事は済みました。

商売上の取引とは違って、契約事があるわけでもなく、
窓口になる担当者がいるわけでもなく、
名前をもった個人のお付き合いも、殆ど必要ありません。
相手のことは、誰でも、「先生」と呼べばそれですんでしまいます。

商売はそうはいきません。
父の仕事を手伝うようになって、人間せんせいも名刺を作ってもらいましたが、
さて、前回の契約のときのことです。
ちょうど名刺がなくなりそうだったので、補充してくれるように頼んでありました。

月曜日に出勤すると、新しいのが出来上がっていました。
しかし、経費を節約したのかどうか、
新しい名刺は「アルバイト老人」がPCで作ったぺらぺら名刺でした。

『やだ、こんなの!』

ぺらぺらは我慢することにしても、我慢できないのは、書体でした。
「アルバイト老人」である父は、なぜか、江戸文字がお気に入りのようで、
通達から、メモから、手紙まで、PCで打つ時はこの書体をよく使います。
新しい名刺は、それで作ってありました。

人間せんせいの本名は漢字の画数が多いので、
ただでさえ重く、堅苦しく、女性の名前らしいやわらかさがないのに、
江戸文字では、関取の番付表みたいです。

「アルバイト老人」は、長いこと会社人間をしていたのに、何で?

「最近では、いろいろカラフルな名刺もあるんだよ。」と言って、
彼は遊びのお友達用の名刺ファイルを見せてくれました。
クラブのママさんやら、ゴルフ場の支配人やら、
そのほかわけのわからん、怪しげで、派手な名刺が並んでいます。
けれど、お相撲文字の名刺なんてありませんでした。

それでも、契約の時間は迫っていたし、
「アルバイト老人」がしょんぼりした顔をしたので、
その日のところは、その名刺を使うことにしました。

さて、契約は銀行さんのお2階をお借りして、司法書士さん立会いのもとで行われました。
銀行の方々、司法書士さん、契約相手の方々に、お相撲文字の名刺を渡しました。
他の方々の名刺は、当たり前ですが普通のものでした。
人間せんせいは、以前は角界にいたかのように平気な顔をしていました。

交換した名刺は、机の端に並べておいて置きます。
お話をするときに、お名前を間違えないようにするためのようです。
さすがに、何でも「先生」ですんでしまう世界とは違うようです。
それぞれの机にそれぞれの名刺が並びました。
人間せんせいのだけ、お相撲文字で目立ちます。

何にも知らない「社長」さんの人間せんせいは、
個人ではとても弁済できないくらいの額の契約書にも、
隣りの「専務」さんの指示通り、実印を押していきます。
反対の隣りには「不定期契約アルバイト」の専門家もいるので、言いなりになっていればいいのです。
なまじ、自分の頭を回さないほうがうまくいくに決まっています。
こんな「社長」さんは、世界中どこを捜してもいないでしょう。
おそろしいことです。

しゃんしゃんと拍手とともに無事に契約が終わり、その後しばし雑談をします。
何にも知らない「社長」さんは、ただ、えへらえへらしているしかありません。

事態を把握し、これからの動きがはっきりとわかるのは、帰る時です。
席を立ち、挨拶をして、階段を降り、銀行を出、駐車場から車を出して、事務所に帰る。
はっきりと自分の取るべき行動がわかるので、ここにきて、やっと、きりりとできるわけです。

人間せんせいは、きりりと席を立ち、
『お先に失礼いたします。』と挨拶をして、銀行を出ました。

ふぅ~~~。
うまくいった・・・!

事務所に帰って、一息ついて、
先ほどの方々の名刺を整理しようとしたときに気がつきました。
あ・・・、忘れた・・・。
いただいた名刺を、さっきの机に並べたまま、置いてきてしまいました。

みんなが帰った部屋の机に、交換した名刺がいくつか、不誠実の証のように並び残され、
そしてそれは、
えへらえへらしかしなかった、おばさんが坐っていた席だった・・・。
やっぱりねぇ。
お相撲文字なんかの名刺を持つ「社長」さんだもんねぇ・・・。

笑い顔が目に浮かぶようです。
あ~ぁ・・・・。
持ち慣れないものは、恥をばら撒く種にしかならないようです。

こんな「社長」さんは、
やっぱり世界中どこを捜しても、いません。


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   おばかさん!



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   おばかさん!



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   おばかさん!

   


   みんな、いじわるっ!  え~~ん!!!

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2010.03.10 
英語教室の生徒の弟の、とっくんは、今幼稚園の年少さんです。
とっくんの幼稚園はお寺の幼稚園で、入園のときに小さいお地蔵様をもらったそうです。
2頭身で、背中に羽をつけたら天使にもなりそうな、かわいらしいもので、
リビングに飾っておいても違和感はないのだそうです。

とっくんは、幼稚園で教えてもらったとおり、
朝起きてすぐに、「お地蔵様、おはようございます。」と挨拶をし、
夜寝るときにも、「おやすみなさい。」をして、「行ってきます。」も、「ただいま。」もします。

この幼稚園は、子供たちに般若心経も教えるらしく、
とっくんも1年近く経ち、全部覚えてしまいました。

先日、お兄ちゃんのレッスンのお迎えにきたので、
『とっくん、大きくなったねぇ。般若心経もみんな覚えちゃったんだって?』と、声をかけました。

おかあさんは、”それを言ってくれるな。”というように、目配せしました。
『どうしたんですか?』と、こっそり聞くと、
「それが困っているんですよ~。」と言います。

とっくんは、朝と、幼稚園から帰って来た時と、夜に、
リビングのお地蔵様の前で正座をし、般若心経を唱えるのだそうです。
さぞかわいらしいだろうに、と思うのですが、
おかあさんによると、とっくんは、唱えながら、だんだん熱がこもって、
最後の方になると、殆ど怒鳴るようにして唱えるのだそうです。

「ぎゃぁてぇ、ぎゃぁてぇ、はぁ~らぁ~ぎゃぁ~てぇ~!!
 はらそぉ~ぎゃぁ~てぇ~!!」

正座した腰を半分持ち上げながら、両手を振り回し、
今にも白目をむいて、口から泡を吹きそうな勢いで、一心不乱に、大声で唱えるのだそうです。

日に3回そういう姿を見て、
かわいいわが子に何かが乗り移ったのではないかと、おかあさんはしょんぼりしていました。

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2010.03.08